冬のお風呂場でいきなり倒れるなど、命に係わる可能性のある「ヒートショック」。
この「ヒートショック」を予防するにはには、どのような対策を打てばよいのでしょうか?
今日は、今すぐ簡単にできるヒートショック対策についてまとめてみます。
■目次
「ヒートショック」を予防するためには、家の中の温度差をできるだけ少なくすることが大事。
ヒートショックを予防するためのコツは、ただ一つです。
つまり、家の中で温度が低いところをなくすことが大切です。
家の中で一番寒いところって、どこだろう?
家の中で一番寒いのは、通常は
- お風呂場および脱衣場
- トイレ
- 廊下
の3か所です。
それらの場所と比べると、ほとんどの家ではリビングやダイニングが非常に温かくなっています。
へ移動する間に、温かい→寒い→温かい→寒いが繰り返され、ヒートショックが起こりやすくなるのです。
ヒートショックの対策は、まずお風呂場からはじめよう
「ヒートショック」対策は、一番発生する可能性が高いお風呂場から始めましょう。
入浴の時にちょっとひと手間かけるだけで、
「ヒートショック」の発生を少なくすることができます。
脱衣場や浴室を、あらかじめ暖めておく。
浴室暖房がある場合は、それをぜひ利用しましょう!
ない場合には、浴槽にお湯を張るときに蛇口ではなくシャワーを使ってみましょう。
飛び散るお湯で、ミストサウナのように浴室内が全体的に暖かくなります。
使用しないときにはお風呂のドアを開けておくと、部屋と風呂場の温度差が縮まります。
カビ対策にもなりますので、おススメです。
特に高齢者は、一番風呂を避ける。
一番風呂は気持ちがいいですが、浴室内は冷え切っています。
高齢者は危険なので、できれば人の入った後に入浴しましょう。
熱すぎるお湯に入らない。
浴槽内のお湯の温度は、39~41℃くらいが適温です。
熱すぎるお湯につかるのも、「ヒートショック」を招く原因となります。
長湯をしない。
のぼせる可能性があります。
血圧の高い人、心臓病がある人は半身浴の方が良い。
肩までつかると、のぼせやすくなりますし、心臓にも負担がかかります。
食事の直後や夜中、お酒を飲んでからの入浴は避ける。
いずれも血管が拡がりやすくなるシチュエーションです。
外が寒い日には、早めの時間に入浴する。
外気温が下がると、当然家の中の温度も下がりやすくなります。
生活習慣病の予防や治療が「ヒートショック」を予防する
生活習慣病は、「ヒートショック」を起こす危険因子となります。
バランスのとれた食生活や適度な運動を心がけて生活習慣病を予防することが、「ヒートショック」対策の早道です。
また、健康診断などですでに高血圧やコレステロールの上昇(脂質異常症)、糖尿病などを指摘された方は、きちんと医療機関で治療を受けましょう。
まとめ
「ヒートショック」を予防するためのコツは、
家の中の温度差をできるだけ少なくする、
つまり家の中で温度が低いところをなくす
ことにあります。
あなたの家の中、今すぐチェックしてみてくださいね。
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