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先日クロスバイクで走った結果、ちょっと気になったのはこの標識。
「自転車歩道通行可」の標識です。
かなりあちこちで見かけますよね。
近年の流れでは、逆にクロスバイクをはじめスポーツバイク🚴🏾で歩道を走っていると、白い眼😤で見られている気がしてなりません(被害妄想?)。
でも、特に通勤時間帯は車の量も多く、自分のすぐ近くを通る車に危険を覚えることも多く、ついつい歩道を走ってしまうこともあるのです😪
そんな時に見かけると、神様に見えるこの標識。
よく見かけるな、とは思っていたのですが、正確な意味を知らなかったので、ちょっと調べてみました~~~。
■目次
本来、自転車は車道を走るものである。
「自転車歩道通行可」の標識の前に、自転車を運転するときの大前提をおさらいします。
そもそも、自転車は車道の左端を通行するものであり、歩道は例外を除いては走ってはいけないものです。
これは、自転車に乗る人も含めて守るべき法律、「道路交通法」に明記されています。
法律の全文はこちら。
……💦
こんなのとっても難しくて読めない!という方のために。
国土交通省のHPにある「道の相談室」の質問コーナーには、次のような記載があります。
質問自転車は、道路のどこを走ればよいのですか?
回答
道路交通法では、自転車の通行について、次のように規定されています。
- 自転車は、車道が原則、歩道は例外
- 車道は左側を通行
- 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
ただし、歩道通行できるのは、
①道路標識等で通行することができるとされている場合
②自転車の運転者が高齢者や児童、幼児等の場合
③車道又は交通の状況からみてやむを得ないと認められる場合国土交通省 道路 「道の相談室」質問 自転車は、道路のどこを走ればよいのですか?
http://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_05b_01.html
HPには、それぞれの状況について図入りでかなり細かく説明がされています。
ちなみに、この標識のある歩道を通行するパターンは、上記のうち3.①です。
3.③のパターンというのは、道路交通法によると
自転車の通行の安全を確保するためにやむを得ないとき
- 道路工事で車道の左側通行が困難なとき
- 自動車が連続して駐車しているため左側通行が困難なとき
- 自動車の交通量が非常に多く、車道の道幅が狭いため、追い越しをしようとする自動車と接触事故の危険があるとき
道路交通法第63条の4 国家公安委員会告示「交通の方法に関する教則」第3章第2節の1
自転車文化センター 写真を見ながら学ぶ自転車のルール
http://cycle-info.bpaj.or.jp/?tid=100134
とのことです。
というのはさておき、上記のことを頭に入れておけば、万が一歩道を通行中に警察の方に事情を聴かれても、理由が説明できるかと思いました。
「自動車が連続して駐車しているため」→何mに何台駐車していたら「連続して駐車」なのか?
「自動車の交通量が非常に多く」→実際に、どのくらいの交通量だと「交通量が非常に多く」になるのか?
要するに、自転車通勤をしていて、自分で「危険」と思ったら、歩道を走れてしまうんです、このルール。
自転車が歩道を通るときのルール
ついでにもう一つ。
さらに、自転車が歩道を通る場合の通行の仕方も道路交通法できちんと決まっておりました。
- 歩道の中央から車道寄りを通ってください
- 左右どちらの歩道でも通行できます
- 歩道内で反対方向から来た自転車とすれ違うときは、相手の自転車が右側を走るようにしてよけましょう
道路交通法第63条の4 国家公安委員会告示「交通の方法に関する教則」第3章第2節の1
自転車文化センター 写真を見ながら学ぶ自転車のルール
http://cycle-info.bpaj.or.jp/?tid=100134
何となく「自転車は車道に寄って」って言ってたからこの辺でいいよね、的な走り方をしておりました(すみません💦)。
歩道を通る機会が多いだけに、気を付けないといけないな、と改めて感じました。
自転車は路側帯の外側を通るものである
一つ勘違いをしていたのが、路側帯の通行の仕方です。
てっきり「車道を走るときには路側帯の中を通らなくてはいけない」と思い込んでいたのですが、
⑤路側帯が設置してある区間
- 自転車は、路側帯と車道の区別のある道路においては、車道を通行しなければならない。この際、自転車は、車道の左側端に寄って通行しなければならない。
ただし、歩行者の通行を妨げることとなる場合を除き、道路の左側部分に設けられた路側帯(軽車両の通行が禁止されている路側帯を除く。)を通行することができる。
→道路の左側に設置された路側帯の通行可(道路交通法 第17条の2)国土交通省 道路 「道の相談室」質問 自転車は、道路のどこを走ればよいのですか?
http://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_05b_01.html
とあるように、実は路側帯ではなく、その外側の車道部分を走るのが本来の決まりだったのです。
たまたま歩行者がいないとき、軽車両の通行できる路側帯は通ってもいいよ~~というルールということを初めて知りました。
以前、路側帯が20㎝くらいしかない細い車道で、どうしても私の運転技術では路側帯からはみ出して走行してしまい、車の運転手から舌打ち/ガン見されたこともありました(泣)。
皆さんのお近くにもありませんか?
こんな感じの路側帯。
この写真は車から撮影したものですが、路側帯が狭すぎて、自転車の方が歩道に上がってしまいました。
電柱のサイズと比べても、路側帯の狭さがわかるかと思います。
しかも前方の車は左折のウィンカーを出しており、気を付けないと車に巻き込まれるパターン化と思います。
結論;現在の日本で「絶対に自転車は車道!」というのにはまだ無理がある
結局のところ、現在の日本で「絶対に自転車は車道!」というのにはまだ無理がある、と私は思います。
だって、自転車通行帯にこんな感じで車止められちゃうんです、この国は…
ですので、無理に欧米のルールに合わせるのではなく、日本の交通事情にあったルールを車、バイク、自転車、歩行者などみんなで考えていこう!という気持ちが大切かな、っと思いました。
ですが、歩道を走るときは絶対に歩行者優先!!!
(悲しいことに、これも比較的よく見る光景です。特にクロスバイクとMTBに多い気がします。男性と女性では、恐怖を感じるスピードに差がある、というのも一因かと思います。
ロードの方で歩道に上がってくる方はすごく少ないように思う…)
道路を使う人みんなが少しずつ譲って、全員が気持ちよく通れる国になると良いですね💕
まとめ
「自転車通行可」の標識のある歩道は、
自転車で走ってもいいけど、歩行者が優先!
ですよ~。