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講演会に行ってきました。

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先日、某製薬会社主催の講演会に行ってまいりました。

病院に勤めていると、このような案内がよく届きます。

 

■目次

講演会の内容

今回の講演会は脂質異常症(コレステロールが高い)の新しい治療薬を昨年発売した会社さんのものです。

  • 脂質異常症を適切にコントロールすると、心筋梗塞脳梗塞などを起こす確率が減る。
    (一見当たり前のようですが、きちんと数字(データ)で示すことが大切なのです。)
  • 一時期論争のあったLDL(悪玉)コレステロールについて…

    心筋梗塞などの血管病をすでに起こした患者さんについては、低ければ低いほど良い。
    (基準値はたいていの病院で<140mg/dlですが、例えば20-30くらいに薬で下げたらどうなるか、というのは長年の論争の元でした)

昔からわかっているデータや最近の知見などをふんだんに織り交ぜた講演が聞け、大変勉強になりました。

 

今回は、特別講演(大抵は大学の教授や大きな病院の部長など知見をたくさん持った方が講演するもの)に引き続き、地元で精力的に活動されている若手~中堅の医師によるディスカッションなどもあり、面白かったです。

 

参加すると、こんな感じの、薬のパンフレットなどが入った袋をいただきます。

 

「製薬会社主催」の講演会の是非

製薬会社主催」と聞くと、昨今の製薬会社の不祥事などのニュースもあり、一般の方はあまり良い印象を持たないかもしれません。

 

でも、私たち医師にとっては貴重な情報収集源の一つでもあります。

もちろん「その会社にとって都合の悪いことは言わない」というスタンスの会社もありますし、演者のスライドを製薬会社側があらかじめチェックしている、というケースもあります。

 

それでも、製薬会社にコントロールされた情報や巷に出てくる情報の中から大切な情報を読み取るのも医師の実力のうちだと思っていますし、薬を実際に作った人でなければわからないような情報が出てくることもありますので、当院のような中小病院の勤務医にとっては良い勉強の機会となると思っています。

 

私は時間の関係であまり参加しないのですが、会の後の懇親会では直接講演者の先生に質問したりもでき、非常に勉強になることも多いです。

 

まとめ

薬はもちろんのこと、医療技術はあっという間に新しいものが出てきて、気をつけていないと手持ちの知識がすぐに古くなっていきます。

常に勉強し、新しいもの・コトで患者さんの利益になるようなものがあれば、きちんと取り入れていくことが大事かな、と思います。

 

 

 

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