伝染性単核球症

キスで感染することがある病気「伝染性単核球症」について知る

キス

キスで感染することがあるとして話題の「伝染性単核球症(でんせんせいたんかくきゅうしょう)」。

YURALICA
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別名を「キス病」なんて呼ぶこともあるようです。

キス病」なんていわれると、ちょっと怖いですよね。。。

ちょっとした注意で感染を防ぐこともできる「伝染性単核球症」。
今回は「伝染性単核球症」について、詳しく解説します。

 

「伝染性単核球症」って、どんな病気なの?

伝染性単核球症」は、ウイルス感染症の一種です。

エプスタイン・バー(EB)ウイルスに初めて感染した時にかかる病気です。

EBウイルスヘルペスウイルスの仲間のウイルスであり、唾液(だえき=つば)を経由して感染することで知られています。

それほど珍しいウイルスではなく、感染する時期に個人差はあるものの、ほとんど全ての人が一生のうちに一度はEBウイルスに感染するといわれています。

 

どうして「伝染性単核球症」は「キス病」と呼ばれるの?

キス病」という別名の由来は、「キスをすると伝染性単核球症にかかることがある」ということによります。

乳幼児期は食事の口移しなどで感染することが多いのですが、思春期以降はキスで感染することが多いためです。

 

詳しくは「伝染性単核球症の原因となるEBウイルス、感染しやすい人はどんな人?」にまとめました。

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「伝染性単核球症」って、どんな症状がでるの?

EBウィルスに感染したときの症状は、大人と子どもで異なります。

 

参考;「伝染性単核球症」の症状。大人と子どもでは違うって本当ですか?

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子どもの場合

乳幼児期にEBウィルスに感染した場合は、症状がはっきりしない、もしくは全くないこと がほとんどです。

症状が出てくるのは、感染したうちの10%程度であるとされています。

大人と同じく、

発熱(38℃以上)
のどの痛み(咽頭痛)
リンパ節の腫れ

の3つが「伝染性単核球症」の3大症状です。

大人の場合

「伝染性単核球症」の3大症状は、子どもと同じく

発熱(38℃以上)
のどの痛み(咽頭痛)
リンパ節の腫れ

です。

症状のではじめは風邪と似ています。

上の3大症状があらわれる1週間くらい前から、筋肉痛や頭痛、身体のだるさなどの風邪に似た症状が出ることがあります。

ふつうの風邪と違うのは、1週間たっても全く症状が良くならず、高い熱がではじめたり、のどの痛みやリンパ節の腫れがひどくなる ことです。

何だか普通の風邪とは違う症状がある、キスや回し飲みに心当たりがあるという場合は、早めに内科を受診しましょう。

「伝染性単核球症」を疑うときに行う検査

「伝染性単核球症」を疑う場合には、まず血液検査を行います。

一般的な血液検査で「伝染性単核球症」の疑いが強いと判断されると、

EBウイルスがカラダの中にいるのかどうか
他のウイルス感染などの影響はないか

などの検査を行い、「伝染性単核球症」かどうかの診断を行います。

参考;「伝染性単核球症」の主な検査と診断基準

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「伝染性単核球症」の治療

伝染性単核球症は、先ほども書いた通り、EBウイルスの感染症です。

基本的に、ウイルス感染症の治療は対症療法(症状を和らげる治療) であり、伝染性単核球症もその例外ではありません。

重症化した場合は、それに加えてステロイドの投与などを行う場合があります。

「伝染性単核球症」の一般的な経過

大抵の場合は1,2か月で全ての症状が改善し、後遺症もなく元気になります。

まれに肝臓や脾臓が腫れて重症化すると、急性肝炎や肺炎、脳炎などの合併症を引き起こし、死亡することもあり得ます。

注意! 症状が取れても、3週間は激しいスポーツはしないこと!

「伝染性単核球症」の症状に、脾腫(ひしゅ;脾臓(ひぞう)がはれること)があります。

自分で触るのは難しいのですが、50-60%くらいのかたに脾腫が出るといわれています。

発症後3~4週間くらいで治まるのですが、この時期に脾臓が破裂して命に関わる事態になることがあります。

少なくとも4週間がたつまでは、特にラグビーやアメフト、レスリングなど、身体をぶつけるような激しいスポーツは厳禁です。

参考;「伝染性単核球症」の症状。大人と子どもでは違うって本当ですか?

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「伝染性単核球症」って、どうやって予防すればいいの?

「伝染性単核球症」は、先ほどからくどいくらいに書いていますが、唾液を介して感染する病気です。

したがって感染を予防するポイントは、「他人の唾液と接触しない」という点にあります。

具体的には、

感染者と分かっている人とのキスはしない、
むやみに口にキスをせず頬にとどめておく、
食べ物の口移しや飲み物の回し飲みをしない、
箸やフォーク・ナプキン・手拭い・ハンカチなど唾液が付着する可能性のあるものの共用などは出来るだけ避ける、

ということがあげられます。

逆に、一度でもEBウイルスに感染したことがある方は、その時に症状がなくても、15%くらいの割合で唾液の中に感染力のあるウイルスを持っているとされています。

「伝染性単核球症」の流行を防ぐために、あまり親密ではない人とのキスや回し飲み、ナプキンやハンカチの共有など、唾液が他の人と不用意に接触することのないように気を付けた方が良いでしょう。

その他日常生活でできることとしては

歯磨きやうがいなどの口腔ケアをきちんとして口の中を清潔に保つ、

手洗いなど手指を綺麗にしておく

といった衛生管理に気を配ること、また毎日の生活の中で適切な睡眠や栄養を取り、ウイルスに感染したとしても負けないような身体づくりを心掛けるということが大切です

「伝染性単核球症」は再発するの?

「伝染性単核球症」は、EBウィルスの初感染で生じる病気です。

一度感染したEBウィルスは、症状がなくなっても身体の中(主に唾液の中のリンパ球B細胞内)に一生残りますが、身体の中で眠っていると考えていただいて大丈夫です。

通常の場合、EBウィルスは眠ったままで、一生を過ごします。

症状が再発することは基本的にはありません。

例外は、すごく疲れたときや悪性腫瘍などの病気にかかったときなどです。

このようなときなど、何らかの原因で免疫力が低下した場合、身体の中に眠っていたEBウィルスが再活性化して、「伝染性単核球症」として再発することがあります。

これと同じような感染・発病様式を示すのが水ぼうそうと帯状疱疹です。

水痘・帯状疱疹ウィルスに初めて感染した乳幼児は水ぼうそうとして発病しますが、水ぼうそうが治った後も神経などに水痘・帯状疱疹ウィルスが潜んでいます。

大人になって、体調の悪化などで免疫力が低下するようなことがあると、帯状疱疹として発病します。

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