お越しいただき、本当にありがとうございます(“▽”*)
今日は、こんなご質問をいただきました。
「やっぱり雨の日は、クロスバイクに乗らない方がいいの?」
その理由について説明します。
■目次
1.クロスバイクは雨に弱い
一つ目の理由は、「クロスバイクは雨に弱い」からです。
フレーム自体はさすがに少しの雨では何ともなりませんが、パーツの一部は非常に雨に弱く、濡れたままにしておくとパフォーマンスが落ちます。
チェーン⇒錆びる
チェーンの部分は金属がむき出しとなっています。
濡れたまま放っておくと、錆びます。
ワイヤー⇒錆びる
チェーンほどではありませんが、ブレーキや変速機についているワイヤーも錆びます。
ベアリング⇒グリスが取れてタイヤが回りにくくなる
ベアリングは、
ボルトの頭⇒錆びる
当然ですが、ボルトも金属なので錆びます。
ここが錆びるといざというときにねじを回すことができず、メンテナンスや部品交換が非常に大変になります。
フレームのすき間から内部に水が入る⇒錆びる
クロスバイクのフレームにはすき間など無いようにも見えますが、ワイヤーが入っていく部分など、意外とあちこちにすき間が空いています。
雨の日にはそこから水が入り込み、フレームの材質によっては内部から錆びて傷んでしまいます。
変速機(ギア)⇒雨と一緒に泥がついて重くなる
ギア周りは雨と一緒に舞い上がった泥や砂が最もこびりつきやすい場所です。
そのままにしておくと、変速がスムーズにいかなくなります。
タイヤのリム⇒泥がつくとブレーキが利きにくくなる
タイヤのリムのあたりに泥がついたまま放置すると、ブレーキシューとの摩擦が大きくなり、ブレーキが利きにくくなります。
ブレーキシューの摩耗もひどくなり、交換時期が異様に早まります。
2.スリップしやすい+ブレーキが利かない
クロスバイクのタイヤは、通常の場合ママチャリのタイヤよりも細いです。
速度も出るので、路面が濡れていると、特にマンホールとか排水口の上では非常にスリップしやすく、危険です。
さらに、ブレーキの利きも非常に悪くなります。
3.泥よけがないため、自分も泥だらけ
私のクロスバイクには泥除け(フェンダー)をつけていません。
雨の日に走ると、自分のタイヤから上がる水しぶき+泥がすべて自分の身体+かばんについて泥だらけになります…
クロスバイクに乗っている途中で雨に降られたら
最近、ゲリラ豪雨などもしばしばあり、天気予報では雨の予報が出ていなくても、出先で雨に降られることがあります。
もしクロスバイクに乗っているときに雨に降られたら、どうすればよいのでしょうか?
できればレインウェアは常に常備して走りたい
クロスバイク含め、自転車は傘を差しながら走ると非常に危険です。
自らの安全を守るためにも、ジテツウのときには不意の雨に備えてレインウェアを常備しておくと安心です。
レインウェアは、辺りが暗くなっても遠くからでも良く見えるように、明るい色のものを選ぶと良いですね。
早めにライトを点ける
雨の日は、自転車も車も歩行者も、みんなそろって視界が悪くなります。
スピードは半分に
雨に濡れるとできるだけ早く帰りたくなります。
気持ちはわかりますが、スリップを避けるためにも、いつもの半分くらいのゆっくりスピードで走ることを心がけましょう。
結論;雨の日はジテツウをやめよう
無理して雨の日に乗ると、クロスバイクも傷むし、自分も泥だらけになります。
なにより、スリップなどで転倒する危険が高いです。