お越しいただき、本当にありがとうございます(“▽”*)
最近、自転車に乗らなくなったので、更新が遅い遅い(汗)
気がついたら、ダイエット記録も1か月飛ばしてました・・・・・
これについては後程、2か月分まとめてアップ↑します。
今日は、冬の間の座学、つまりお勉強の記録です。
自転車に乗ったりマラソンをしたりしていると、本当に様々なコトに遭遇しますよね。
ちょっとした怪我や病気なら、自分で応急処置ができるに越したことはありません。
ということで今回は、自転車乗りなら皆さまおなじみ、「脱水症」についてです。
- 脱水症ってそもそも何?
- どんな症状が出るの?
- 脱水症になったら、どうすればいいの?
といった素朴な疑問に対し、医療関係者のワタクシkoumamaが解説します!
■目次
脱水症って、どんな病気なの?
おさらいです。
「脱水症」とは、体内の水分=体液が足りない状態のことをいいます。
この、体液というのが曲者です。
何となく、
と思っている方が多いのですが、それは間違いです!
脱水で足りなくなっているのは、
体液=水分+電解質(ナトリウムやカリウムなど)
なのです。
身体には、どのくらいの水が必要?
上の図に示す通り、成人男性の場合、
何もしなくても1日に2500ml程度の水分が必要であるといわれています。
運動すれば汗や不感蒸泄が増えるので、必要な水分量がさらに多くなります。
必要とされる2500mlの水分のうち、
1000-1200mlは飲み物から摂取する必要があります。
※不感蒸泄(ふかんじょうせつ)とは?
不感蒸泄とは、
汗を除く、皮膚や呼気(こき;吐いた息)から水分が失われることをいいます。
約900ml(皮膚から約600ml,呼吸による喪失分が約300ml)程度です。
不感蒸泄の量は、発熱、やけど、過換気、運動などで増加します。
脱水症って、どうして起こるの?
では、どうして脱水症が起こるのでしょうか?
脱水が起こる原因は、大きく分けて2つあります。
下のどちらか、または両方が発生することで起こります。
❶身体に入る水分量が足りない
つまり、必要な体液量に対し水を飲む量が足りない時に起こります。
❷身体から出ていく水分量が多い
大量に汗をかいたり、熱が出たりしたとき、
また下痢やおう吐で水分を出してしまった場合などがこれにあたります。
予定よりも身体から出る水分が多くなって、体液量が足りなくなります。
脱水症って、どんな症状が出るの?
脱水症の症状は、いろいろさまざまです。
よくある症状として、
- 口・舌の渇き
- 体のだるさ
- 立ちくらみ・めまい
- 食欲が落ちる
- 力が入らない(脱力)
- 脈が速い(頻脈;ひんみゃく)
脱水症がひどくなると、
- 意識がもうろうとする
- 血圧が下がる
などのショック症状が現れます。
脱水症だけど、症状がないこともある?
しかし実は、脱水を起こしているけど特に症状がない、ということもよくあります。
特に高齢者に多いです。
何ともないから脱水じゃないよね~。
ということはいえないのです。
脱水かな?と思ったときにできる応急処置
脱水かな?と思ったら、経口補水液を少し飲んでみてください。
市販のものでも構いません。
手持ちがなければスポーツドリンクでも構いません。
経口補水液をおススメする理由は、電解質のバランスが体液に非常に近く、吸収が速いためです。
特にロングライドの際には1本持参することをおススメします。
お腹がちゃぷちゃぷになって走れないんだけど…
という方のために、ゼリータイプも市販されています。
アナタが今、脱水かどうかを見分けるチェックポイント!
ちなみに、この経口補水液。
元気なときに飲むと大変おいしくない(メーカーの方、大変申し訳ございません…)のですが、脱水を起こしているときはとても美味しい飲み物に思えます。
こんなところからも、自分が脱水気味かどうかわかります。
脱水症を予防するために
実は、人間は、自分でも知らないうちに大量の水分を放散しています。
特に
- 入浴
- 運動
- 睡眠
などの際には、非常に多くの汗をかいています。
できれば、起床時、仕事中、休憩中、食事中、入浴前後、就寝前など、
タイミングを決めて、定期的な水分補給を行うとよいでしょう。
のどが渇いたな…と思ってからでは遅いので、
- 出発前にはコップ1杯
- できれば30分から1時間おき
に、少量のスポーツドリンクで水分を補給する習慣をつけましょう。
まとめ
脱水症は、夏でも冬でも、老若男女問わず、誰でも起こり得る病気です。
ロングライドのときには、のどが渇いていなくても、定期的な水分摂取を心がけましょう。
経口補水液で水分と電解質を素早く補充しましょう!
★自転車乗りにもランナーにも、すべてのアウトドア活動者におススメ!
応急処置の仕方が写真入りで載っています。
kindle版もあるので、スマホに入れておけば荷物も増えず安心ですね。